タイプ別製品情報

タイプ410

(バランスのとれた一般向け製品)

 


主な特徴

タイプ410は抄紙工程の後に高温・高圧でカレンダーし高密度化 された製品で、全体的に非常にバランスのとれた一般向け製品ということが出来ます。
1)250°Cまでの温度変化、95%までの相対湿度変化にも影響を受けない、安定した電気特性を備えています。
2)UL規格にて220°Cでの連続使用に認定された優れた耐熱性が有ります。
3)難燃性を有しており5mil(0.13mm)以上の製品はUL規格94V-0に合格しています。
4)各種薬品、溶剤に対する耐性を持っており、絶縁油、溶媒にも適合します。
5)機械的強度と加工性の良さを兼ね備えています。

タイプ410標準規格
(公称重量、面積係数は何れも最近製造した標準的な製品の平均値です。)
ゲージ(mil) 公称厚さ(mm) 巾(mm) 長さ(m) 公称重量(kg) 面積係数(g/m2)
2 0.05 914 1,150 42 41
3 0.08 914 770 44 63
5 0.13 914 440 46 115
7 0.18 914 320 51 174
10 0.25 914 240 55 251
12 0.30 914 183 52 309
15 0.38 914 155 56 397
20 0.51 914 120 60 556
24 0.61 914 101 64 692
30 0.76 914 80 62 852

用途例

(1)
電気・電子材料としてはあらゆるタイプの電気絶縁用として広く採用されており、UL規格では220°Cでの連続使用が認められております。
各種変圧器の素線、層間、バリヤー、区間、リード及びタップ絶縁。
電動機及び発電機の導体、コイル、スロット、ウェッジ、及び端末絶縁。
端子及び電位差計のストリップ類、ケーブル絶縁等。
螺旋巻き及び横巻きチューブ類、コイルボビン、Vリング及び各種成型品。

(2)
耐熱性、耐薬品性を生かして、樹脂加熱成形時の離型紙、あるいは製造工程における製品識別、生産管理の為の副資材としての応用が可能です。1回あるいは数回限りの副資材として使用の場合には、360°C前後での使用例も報告されています。

機械的特性

ノーメックス®紙の機械的特性は縦方向(タテ: M D)と横方向 (ヨコ:X D)によって異なっています。これは抄紙工程において短繊維(フロック)が機械方向に沿って並ぶ為です。従ってノーメックス®紙を加工する際には方向性に注意が必要です。ダウンロードいただける資料ではタイプ410のの標準的な機械特性を表III-1に示します。また引張強さ、伸び率(破断時)の温度依存性を図III-1に示します。ノーメックス®紙の優れた安定性により、引張強さは225°Cにおいても室温時の約2/3の特性値を保持しています。ノーメックス®紙は極低温下での機械特性も良好で 、- 196°Cでのタイプ410 10mil(0.25mm)の引張強さは室温時よりも30 ~ 60%増加する一方、伸び率も3%(室温時のほとんどの無機械材料よりも良好)を越えます。水分は軟質可塑材の働きをします。引張強さと伸び率(破断時)の相対湿度(水分含有量)依存性を図III-2に示します。水分含有量が高くなると、伸び率同様引裂強さも向上します。

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